2023.03.15 16:21つくりたいもの星野道夫さんの写真が好きだ。ほとばしる、命のきらめき。畏怖の念を抱かずにはいられない、眩しい、むきだしの、命。世界各地の民族が生み出す品々、アウトサイダーアート、民芸、ちょっとした日常の工夫。名が知られていない作り手にも、純粋な、美への探究心があって、作ることへの真っ直ぐな喜びに...
2023.03.11 18:53直す、ということときどき、傷んだお洋服を直している、ということを伝えると、「新たな命が吹き込まれる」とか、「生まれ変わらせる」とか、言っていただくことがある。見てくださる方がそう感じてくださったなら、恐れ多くもありがたい。お直し屋冥利に尽きるし、身に余る光栄だ。けれどなぜか、これらの言葉にずっと...
2022.09.04 11:26随随と、ちくちく。なんと、2年半ぶり、展示のお知らせです。日常を刺繍する、随随 @zuizui_43 さんとのふたり展です。きっかけは、今年のまだ寒い頃、ソラトイロの店主あゆみさんと、随随の陽子さんがダーニングワークショップに来てくれたこと。岡山出身のあゆみさん、尾道で暮らす陽子さん、そこに居合わ...
2022.02.13 14:41はじめての青色申告帳簿を付けた。まとめて付けた。時間がかかった。まるっと1日パソコンとにらめっこした。ひとまず、できるところまで一区切り。分からないことは、税務署に要確認。ずっと、よく分からないし、面倒だなぁと思っていた。でも、思わぬ効能があった。事業を、冷静に、強制的に客観視。苦手なことだから、...
2022.01.31 13:34いどころ居場所を作りたい。誰かにとっても、自分にとっても。連絡を取るとき、何か理由がないといけないような気がするけれど、そうじゃなくて、無駄話ができる場所。いくらでも横道に逸れたらいいし、自分が今思っていることを、素直に口にできる場所。かつ、予定調和ではない、出会いがあったりなんかして。...
2022.01.07 21:00「布もの通訳」布とひとを繋ぐ存在でありたい。持ち主の方の想いを、布ものに伝えるように、手を動かす。できれば、その方から滲み出たかのような、その人らしさを感じる仕事をしたい。布ものの個性も尊重したい。デザイナーの想いが、きっとそのモノには込められているし、選んだ持ち主の記憶がそこにはある。そして...
2022.01.07 11:52口座開設ようやく、事業用の口座を開いた。「ちくちく」の名前が、振り込んだ時に入るような口座。手持ちの口座でいいかぁ、と思っていたのだけれど、それだと、覚悟が足りない気がした。新年、思いつくこと、心の片隅でモヤモヤしていたことに、ひとつずつをつけている。開業した、自分の決断へのフォロー。こ...
2022.01.04 16:592022明けましておめでとうございます。2000年代に入ってから22年も経つなんて、毎年数字が増えていくだけのことなのに、全然慣れない。自分が生きている現在は、そこに本当に属しているのかしら。旧暦に沿って進むほうが、性に合っている気がするので、心の年明けは、もう少し置いておこう。それでも...
2021.12.28 13:58しあわせ「楽」と、「しあわせ」は、違うらしい。「しあわせ」になるには、覚悟がいるらしい。「ちくちく」を頑張ることが、「しあわせ」への近道、という、もう突き進むしかない道標をいただいたクリスマスイブ。言い訳をするのはダサい、と過去の自分は知っていたのに、気づけばそんなダサい人間になっていて...
2021.11.11 15:00お直しとの出会いお直しに心を奪われてから、もう10年が経つ。ここには、最初に何を書くのがいいかな、とずっと考えていたので、久しぶりにふと思い出したその時のことを、記してみようと思う。とあるアパレルの販売スタッフとして勤務していた時、お客さまが使い込まれたバッグを持ってこられた。(修理等に対応する...